皆さんスピードリミッターの仕組みわかります?
仕組みについてお答えします。(あくまで検証に使ったのはCBRのメーターです。原理はCBも一緒のはすです。)
とはいっても、メータ上の仕組みです。実車で走行しながらの検証は危なすぎて出来ませんので悪しからず・・・
原理としては、
@スピードが180km/h(正確には190kmぐらいかな?)に達するとスピードメーターから電気信号が出る。
Aメーターからの電気信号をイグナイターが拾ってプラグの点火の信号止める。
Bプラグの電気が飛ばないからエンジンが回らなくなる。
スピード出すには「メーターからの信号の線を切ればいいじゃん」そしたら、180km/hの信号行かないから・・・
と言うほど簡単には作ってありません。
よく、メーターのカプラー付け忘れたら、「エンジン回らない」という方いますが、当然です。
電気信号行ってないと5,000回転ぐらいまでしか回らないはずです。
そんなことでスピード出るなら、ほとんどの人カプラー外してます。(業者のリミッターカット売れませんね)
まずメーターバラします。
簡単にはばらせませんので無理やりカバーから引き抜きました。
こいつが電気信号出してる基板です。
配線の内容は緑(電源 −端子)・黒/茶(電源 +端子)・橙/青(スピード信号)となっております。
電源は丁度いいところに、ラジコン用のバッテリーの充電器が・・・
ちょいと低めですが検証には問題ないはずです。
そこで検証、電気信号はどうなっているのか?
まず0km/h
0.61V落ちてるけど回路通ってくるのでほとんど誤差の範囲かな?
次100km/hです。
こいつも電圧一緒です。
次160km/h
ほとんど変化なし・・・
問題の180km/hです
電圧が0.339Vに変化しました。
ということで、結果は、以下のとおりです。
メータースピード (km/h) |
電圧(V) |
0 | 11.12 |
100 | 11.10 |
160 | 11.09 |
180 | 0.339 |
カプラー外し | 0 |
以上の結果、
@180km/h以下の場合はスピード信号はそのままのバッテリー電圧がイグナイターに流る
A180km/h以上の場合は0.339Vの電圧が流れる。
Bカプラーが付いてないときは0Vの信号が・・・(当たり前か)
少量の電圧が掛かっているときは、プラグは着火せずエンジンは回らなくなる。
カプラー外しや断線で電圧が0Vのときは5,000回転ぐらいまでしか回らない。
んで、こんなことやって何に何のよ? と思った方・・ 何かなります。
要は、イグナイターに電気信号を送れば良いんだから、配線割り込ませて、ばらしたメーターの基板(ばらしてあるので電圧動かないので)をつければリミッターカットになるはすです。
イグナイター馬鹿だから、いつまだたっても、0km/hだと思うはずです。
ただ今CBRのイグナイターの移植を計画していますので、そいつで実験してみます。