で、ヘッドのカムの傷が大きかったので、ノーマルのヘッドを再加工して取り付けることにしました。
例のごとく、ポートをまた削ります。
加工前です。



ひたすら削ります。エアリューター無いと削れませんが・・・
こっちが完成です。ポートの場所は違うけど、全部のポート同じように削りました。
前回加工したときは、下の部分の削ったんですけど、今回は、下の部分は削りませんでした。
時間が無かったので、ピカールで磨いてません。



前回加工したときの写真です。
あまり大きくしても、たぶん効果は無いと思います。というか、削りすぎのためかえってロスにつながってたような・・・


そして問題のカムです。
とりあえず付くか確認しました。
問題なく付きますが、カムのクリアランスが適当か問題です。
そこで登場、プラスチゲージなる物を使用して、確認します。

コイツです。


まずカムのジャーナルの幅に切断します。


中身はこんなプラスチックの棒が入っています。
赤丸の中の小さな棒です。


これをカムの上において、カムカバーをします。
プラスチゲージ載ってるの解ります?


カムカバーをし、きちんとトルクをかけて締めます。
このときカムは回さないようにします。プラスチゲージがずれて、適正な数値読めなくなります。


今度はネジを緩めて、どれくらいつぶれたか確認します。
プラスチゲージのカバーの紙にクリアランスの表示があります。
ちなみのここの部分は、0.076ミリ以上クリアランスあります。
全部について測りましたが、狭すぎる部分はありませんでした。
広い所はありましたが、クリアランスが狭くて、焼きつくことは無いと思いますので、そのまま使用します。


そして、一番肝心な、バルブスプリングを交換します。
CB用は最大回転は13000回転ですので、CB用使うと、サージングを起こすので、CBR用に交換します。
点火系はCBRに交換してあるので、15500回転まで回ります。
左がCBR用で右がCB用です。
見てのとおり断面が違います。
CBR用は断面がひし形です。


後はバルブスプリングを組み込みます。
やっぱ専用ツールはいいですね。前回使った自作と作業のはかどり方が違います。


これは前回使用した、自作のスプリングコンプレッサーです。コッターがなかなか入りませんでした。


後は、カムを組み付けて、バルブクリアランスを調整します。
この調整は、かなりシビアにやった方がいいみたいです。
(調整は、クリアランスを狭く取るのではなく、全部一緒のクリアランスにすることですよ)
ポート研磨や、カムを交換するより、バルブクリアランスをきっちりやった方が、エンジンは快調に回るみたいです。
ここの写真は取ってませんが・・・・

エンジンを組み付けて、バイクにエンジン載せます。
そして、オイルエレメントを付けます。
その後マフラーを付けます。

ここで問題発生。
エンジン側に水冷式のオイルクーラー付いているので、ホンダのオイルエレメントの中で一番高さが低いエレメント入れても、マフラーと接触します。
しょうがないので、エレメントを叩いてへこませます。
マフラーとのクリアランスぎりぎりです。


外観です。


エンジン部ドアップ。塗装が所々はげているのでかっこ悪い。


とりあえずサンドブラスターで磨いてました。
写真写りは悪いけど、だいぶましになりました。


とりあえず、エンジンかけます。
とりあえず、アイドリングはします。
が・・・・ 高回転までまともに回りません。

エンジン載せ換え3に続く・・・